種をまきました

いよいよ梅雨明けです。昼前からは、サングラスをかけないと目が開けていられないくらい強い陽射しとなりました。午前中の早い時間に種まきをしました。「水やりすぎかな」と思っていましたが、先ほど写真を撮りに行ったらすっかり表面は乾いています。もう一回、夕方に水やりしました。

 

新型コロナの猛威は止まりません。防止策を施さないと、このままでは急激に感染者が増加することは火を見るよりも明らかです。経済のダメージを考えると、再度緊急事態宣言を発する奇策に出ることはないでしょう。外国の事例でわかるように、感染者が急増すれば死亡する人も増えてきます。それが100なのか1,000なのか、あるいは10,000なのか、踏み絵ではないですが日本人がどの程度の数字までなら耐えられるか、本意を試されているように思ってしまって仕方がありません。

 

緊急事態宣言は出ないまでも、自粛に近い状態になるのではないでしょうか、それも自然発生的な。感染リスク回避のための行動パターンの変化です。ほとんどの人が嫌うものの第1位は、電車、バス、モノレールの交通手段ではないでしょうか。もちろん、密になるからです。それらを避けるためにテレワークを希望する、学生ならばオンライン授業を希望する、通勤・通学時間を大幅にずらす、そして週末は家で過ごすなど、自主的な行動パターンの変化がごく自然に起こるような気がします。

 

f:id:pcr-tada:20200731182644p:plain

1つの畝に2つの線をスコップで引き、少しずつ種をまきました。

今日、私は種をまきました。これは一種の宣言と受け取ってもらって差し支えありません。「田舎という安全地帯から出ないぞ」と言う。そういう意味では、このところの感染者急増が、私の背中をごつんと押したような気がします。種をまいたということは、これから収穫まで、はほぼ毎日畑に出ることになります。本当に収穫できるのだろうか、虫や動物あるいは病気のトラブルに見舞われないだろうか、水やりが足らず枯れてしまうようなことはないのだろうか、結局何も採れなかったら徒労ではないか。本当に野菜を作ることにこんなに時間を割いて、生活費を稼ぐ方は大丈夫なのだろうか?こんなことを考えていたらこの前まで見えていた我々家族の明るい未来が、少しずつぼんやりと霞んできています

 

家内にせっつかれ、先ほど1件、履歴書を送りました。ドラッガーはどうしたんだ、私は5年後、10年後、いや20年後の充実した田舎暮らしを見ていたのではないのか?でも、家内が言うんです、「採用になる可能性が出てきたら、その時本気で考えればいいんじゃないの」。私は、「だけどさ、これから新型コロナが流行るんだよ、そんなところに敢えて行けとお前は言うのか(怒り)」、もちろん心の中での独り言です。