元大学教授が作るビーフシチューと鶏皮の甘辛

田舎暮らしの楽しみ方は人それぞれですが、私の場合、値段の安い材料を使い、それをどれだけ美味しいものに仕上げるか、そのギャップに喜びを感じています。例えば軒に吊るしてある 玉ねぎ や1袋30円しない もやし、お肉でも硬そうなものや鶏の皮など、値段が安いと感じるものをわざと選んで料理します。

 

本日紹介させていただきますものは、1品目が裏の畑でとれた玉ねぎを使ったビーフシチュー、2品目が鶏の皮を甘辛くしたおつまみに最高の一品です。これをご覧の皆様の方がお料理はお上手だと思いますので、写真メインで紹介させていただきます。元実験科学者が料理をすると、こんな感じです。習慣は恐ろしく、料理をしながら洗い物をします。そして、自分で料理した時は、食器も自分で洗います。研究室で躾けられたからです。

 

1品目のビーフシチューのポイントはたった1つで、長時間煮込むことです。今回は、4時間半弱火で煮込みました。それでは、材料ですが、牛肉(かたまりで350円くらい)、軒に吊るしてある収穫したての玉ねぎ2個、人参1本(100円)、赤ワイン半分(1本300円)、トマト缶(100円)、ジャガイモ小3個(ご近所さんからいただきました)です。牛肉はざっくり切って小麦粉を付け鍋で炒め、そこに赤ワインと人参、そして玉ねぎを加えて煮込みます。途中でトマト缶を注入し、さらにコトコト煮込みます。味を見て、薄いようでしたらお塩で調整してください。ジャガイモは煮崩れるので、最後の方で加えます。お肉は、お箸で切れるくらい繊維状になります。半分残っている赤ワイン、そしてフランスパンと一緒に食べると最高です。

 

次は、の皮の料理ですが、こちらもポイントはたった一つ、皮から出る脂をほぼ完全に取り除く(トリだけにトリ除くんですね)ことです。私は、この脂の臭いが、大変苦手です。それでは詳細ですが、の皮(140円)をフライパンに入れ、十分炒めます。これで、薄黄色した脂がたくさん出てきます。焦げ付かない程度に炒めたら、皮をキッチンペーパーを引いたお皿に移動させ、さらに脂を取り除きます。さっとフライパンを洗って脂を除き、そこに2cmの大きさに切った皮を入れます。皮を切るときは、牛乳パックをまな板代わりに使いました。今回は、炒めた後で切りましたが、炒める前に切ってもいいかもしれません。調味料は、お酒とお醬油をそれぞれ5mlくらい(実験科学者なので目分量)、みりんとお砂糖(大さじ一杯程度)を適当に加え、焦げ付かないように粘性が高まるまで炒めます。付け合わせは、もやしとキャベツを塩コショウで炒めた、シンプルなものです。

 

いかがですか、どちらもお安く作れると思います。私のビーフシチューは酸味が強く、そのためお肉を食べているというより、トマトや野菜から出る酸味と甘みを楽しんでいる感じです。皮の方は、ビールのおつまみに最高です。お昼に作って冷蔵庫で冷やしておいたらタレがゼリー状になり、それはそれで美味しくいただけました。それでは、皆さんもいろいろな料理に挑戦してみてくださいね。

 

追記:ビーフシチューを作ったときは、親指の先を怪我していました。

 

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