虫食い-見てはいけないものを見ている?

台風を境に、連日、秋らしい日が続いています。2か月ぶりにゴルフに行きました。スコアーはボロボロ、一緒にプレイしている皆さんに気を使いながらのラウンドになりました。特に初対面の人と会話しますので、気疲れしてしまいました。終わり近くになって、やっと100ヤード以内のショットが次々にピンに絡むようになりました。直ぐに次のゴルフに行きたくなるようなゴルフの魔力の虜になっています。知り合いの方も一名ご一緒させていただきました。その方のドライバーの正確さ、きれいな弾道に圧倒されました。知り合いになった時からすでにお上手だったのですが、さらに腕に磨きがかかったようです。

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さて、私の田舎暮らしの畑の話です。連日の雨で土に水分がいきわたり、野菜への水やり作業がほとんどなくなっています。今夏は、一日最低2回水やりをしていたので、今は大変助かっています。本当だったら数多くの野菜の成長が楽しいはずですが、悲しい日々が連続しています。雨のせいかどうかはわかりませんが、虫たちの食欲はとどまるところを知りません防虫網を使っています。しかし、ほとんど防虫効果はありません。網の中で激しく虫に食われています。最悪な状態なのが網なしのキュウリと網の中のブロッコリーです。それに続いて、キャベツダイコンコマツナの葉も食べられています。連結ポットの苗も全滅です。初めての体験なので、「農薬を使って虫よけすればよいだけの事」かもしれませんが、私は農薬を使いません。網だけでどうなるのか、観察を続けていきます。もしかすると、見てはいけないものを見ている、すなわち踏み込んではいけない領域に入ってしまったような気がしています。

f:id:pcr-tada:20200916145125p:plainただし、不思議なことが起こっています。庭に置きっぱなしにしているプランターキャベツの葉の虫食いレベルは、圧倒的に畑のものより低くなっています。密集しているので、より虫に食べられそうなのですが、実際はかなりきれいに葉が成長しています。理由としては、1)密集していることでかえって虫に食われにくい状態になった、2)プランターそのものの形状や高さ・深さなどが葉を守ってることに働いている、3)プランターを置いている場所が葉を守る要因になっている、4)庭は人が行き来するところなので虫が葉につきにくい、などが考えられます。理由がわかる方がいらっしゃいましたら、コメントよろしくお願いいたします

 

ホームセンターに長ネギの種を買いに行きました。ついでに、大そら豆の種も購入しました。そら豆の種は、1袋400円です。私にしては、超高級な種です。秋にまいて収穫は来年の5月ということです。豆なので、「窒素固定の根粒菌、根に着くのかな」、そんなことを考えて購入しました。お店の外には、所狭しとブロッコリーキャベツカリフラワーの生き生きした苗が売られていました。もちろん、それらはまったく虫に食われていません。値段は、1苗100円以内です。お手ごろ価格だと思いました。ただ、これは室内で育てられたのか、あるいはすでに農薬処理されているかも知れません。それに、私の畑に植えたとたん、すぐに虫の餌食です。なので、買ってきませんでした。かりに私の畑に植えても虫に食われないとすると、それはそれで怖い話です。

 

だいぶ前に、ある大学の研究室を見学させていただいたことがございます。そこでは、野菜が土を使わず、液体の培地だけで育てられていました。太陽光の代わりに、照明で光が調節されていました。その見学の際はそれほど感じませんでしたが、もし先に虫に食われ放題の私の野菜を見ていたら、その研究の大切さを実感できたように思います。ただし、虫はおしべとめしべの受精に必要な場合もありますので、室内培養ではその辺は手間がかかるかもしれません。

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畑は、それらしく見えるようになってきました。涼しくなり、気持ちよく汗をかいています。いずれにしましては、季節は秋になりました。夜になると虫たちが鳴いています。今年の秋は、残念ながら、虫の鳴き声は私を心地よくはしてくれません