野菜の葉に穴が開いたのを見て

今朝は、午前5時半頃、畑に行きました。7月は午前5時前ですっかり明るくなっていましたが、徐々に明るくなる時間が遅くなったようです。夏至から2か月も経ちましたね。

 

新しい野菜を植えるための畝の準備をしました。石灰、化学肥料、鶏ふんの3セットを適当にまいて軽く耕し、最後に平らに整えました。

 

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畝-1はキュウリとブロッコリー、そしてキャベツが植えてあります。畝-2コマツナです。毎日、大きくなった葉を収穫しています。コマツナは、卵でとじると塩とコショウで美味しいです。コマツナの奥には、ホウレンソウの種をまきました。しかし、出芽しませんでした。ここには、別の野菜を植える予定です。出芽しなかった原因は気温が高すぎたからではないかと、勝手に推測しています。畝-3は、1週間ほど前に種イモを植えました。芽が出てくるまで10日ほどかかるということです。畝-4は、苗で植えたナス、トマト、ピーマンです。ナスは、すでに数本、美味しくいただきました。トマトはやっと元気になり、連日花が咲いています。ピーマンは、残念な結果です。その奥は、開いています。畝-5も開いています。

 

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畝-2の開いているところには、キャベツの苗を植えます。その苗はと言うと、庭に置いたプランターで育っているところです。畝-4は、ずんぐりむっくりの形になる大根を植えます。一番右の畝-5は、別の種類のジャガイモを植えようと思っています。部屋に置いてある種イモから、芽が伸びてきました。そろそろ植えなければならない時期です。そして、庭の連結ポット(6 X 6)には、白菜とブロッコリーの種をまきました。

 

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ホウレンソウの種が出芽しないなどのトラブルはありましたが、おおむね順調です。色々な野菜が育ってきていますので、これからもどんどん種類を増やしていくつもりです。きっと、水やりが大変になりますね。今の楽しみは、ジャガイモの芽です。そろそろ出てくるのではないでしょうか。ところで、私の田舎暮らしの生活では、食の安全を第一に考えています。その1つとして、殺虫剤や防虫剤は一切使っていません。そのせいだと思うのですが、全ての野菜の葉は、写真のように虫に食われています。ナス、コマツナブロッコリー、みんな穴あきです。自分でもこんなに虫に食われるのかと、大変驚いています。スーパーなどで売っている野菜の葉に、虫食いを見たことはありません。ということは、あまり文字にはしたくないですが、野菜を育てる過程のどこかで、防虫剤か殺虫剤を使っているということでしょうか?

 

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防虫剤か殺虫剤には、特定の作用を示す化合物が含まれていると思います。「市販されているということは国の安全基準は満たしている」ということなると思います。「農家が使用している濃度では人体に悪影響はない」ということなのでしょう。私は長いこと、遺伝子発現の研究を行っていました。特に転写反応と言って、DNAからmRNAが作られる反応です。この転写反応は、ホルモンの作用で変化します。人間では視床下部や脳下垂体、あるいは副腎皮質・髄質などから分泌されるホルモンのことです。女性や男性ホルモンと言うのもありますね。このホルモン、分泌されたところから標的の細胞に届いただけでは働きません。細胞にある受容体(タンパク質からできている)に結合し、初めて働きます。例えば、転写反応を活性化します。ホルモンは生物が作り出す低分子化合物、その受容体はタンパク質です。両者は結合し、ホルモン-受容体複合体として遺伝子に働きかけるのです。同様に防虫剤あるいは殺虫剤に含有されている化合物は、ある決まったタンパク質に結合します。その化合物が虫の体に取り込まれ、虫の細胞の特定のタンパク質に結合し、そして虫は・・・・。ということなので、私は野菜の葉が虫に食われていても、防虫剤あるいは殺虫剤を使うことは全く考えていません。その化合物は私の家族の体の細胞に入り込んでしまうと、何らかのタンパク質に結合する可能性があるからです。よって、薬を使わない代わりの対策として、1)虫に食われる分を見越して多く植える、2)防虫網を使って虫の侵入を防ぐ、などを考えています。

 

田舎暮らしを始めてみて、これまで以上に自分で野菜を作ることが大事だと思いました。