私の右手にはチタンが埋め込まれています

田舎暮らしの準備が、だいぶ整ってきました。魚は相変わらず釣ることができません。そろそろ、夕ご飯のおかずを釣で調達することはあきらめムードです。野菜つくりの方は、とはいっても畑の準備段階なのですが、草原と化していたところの雑草を取り除き、徐々に畑として復活してきています。毎日、1時間から2時間程度、鍬を使って耕しています。

 

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手術直後の写真 ねじは抜いていません、プレートも入ったまま


実は、私の右手首周辺にはチタンが埋め込まれているんですよ。未だに固定用のねじは刺さったままです。これは、2011年の秋にトライクで壁に衝突し、複雑骨折してしまった時の手術からです。見た目には全く分かりません。自分でも本当にチタンが埋め込まれているのか、わかりません。手首の傷跡は手術の証拠なのですが、鍬は使えるしゴルフはできるしと、機能的には全く問題ありません。なので、普段気に掛けることは一切ありません。

 

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子供のころから3輪車が大好きでした。その延長で、40歳の中頃に大人用の3輪車トライクを衝動で買ってしまいました。母親から2輪車は危険だから絶対にダメだと言われていましたので、3輪車にしました。「路面が濡れていても転ぶ心配がないから大丈夫だろう」と言うことで購入したわけです。しかし、あれは朝の5時前でした。研究室に向かっている途中で交差点を右折する際に曲がり切れず壁に衝突です。トライクは前側がぐしゃぐしゃ、私の右手は激痛です。両足もかなりの打撲です。トライクは修理工場へ移動、私はと言うと最寄り駅までパトカーで連れて行ってもらえるかと思いきや、「歩けそうですね、自分で帰ってください」と警察官からの冷たい一言、それなので足を引きずりながら電車に乗り研究室に向かいました。早朝出勤です、事故を起こしたにもかかわらず遅刻することはありません、その日の業務をこなしました。しかしながら午後になると右手の痛みに耐えきれなくなり、夕方の会議終了後に早退、自宅マンション隣の敷地にある病院に行きました。そして、複雑骨折が判明したわけです。

 

手術のための入院です。当時、家内は不眠症で大変な時、私が外泊するなどありえません。本当は1週間程度入院しなければならないところを3泊4日で退院です。事故を起こしてしまった引け目があります、家の隣に病室があったにも関わらず家内のために外泊は最低限ということになりました。思っていたよりも早くギブスは外れました。リハビリもそれほどきつくはなく、無事に回復させていただきました。

 

現在、トライクは大変重宝しています。田舎道は、道幅が狭いです。軽自動車でもすれ違えないくらいですが、そこをゆっくりトライクで移動しています。3輪車です、安定しています。ゆっくり走ることができます。狭い道、車はもちろん人もほとんど歩いていません。コンビニに買い物に行く時と海を見に行く時、ご近所迷惑にならないようにマフラー音を小さく響かせながら移動しています。

 

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数日前にまいた種から芽が出てきました。田舎暮らしが本格的に始まったんだなと言う実感が湧いてきました。キュウリ、ホウレンソウ、コマツナ、ニンジン、キャベツにブロッコリーの種をまきました。キャベツとブロッコリーは、プランターを使っています。苗で植えたナスは調子がよさそうですが、だいぶ葉っぱが虫に食われていますミニトマトは元気がないです。種まきカレンダーとにらめっこしながら、次の野菜の種を探しています。それにしても鍬が使える右手でよかったです。直接見ることはできませんが、チタンが埋め込まれている右手でこれからも畑を耕していきます。