3か月で血圧が下さがりました!

田舎暮らしをしていくうえで、いえいえ、都会暮らしでもそうですが、健康を維持することはとても大事ですね。病気にならないような身体づくり、そうですね、運動です。それと、食べ物を制限することで健康な状態を保つ、これも大切なことだと思います。

 

本屋さんに行くと、食に関する数多くの書物が、目立つところに所狭しと並んでいます。売れ筋なのでしょう。また、web検索しても、わんさかわんさか出てきます。お医者さんが勧めているものから、「私はこれでよくなりました」的な危なそうなものまで、沢山見つかります。

 

もしかすると、今日の私の話は後者の「私はこれでよくなりました」範疇に含まれるかもしれません。しかし、私は皆さんにこれから記述する内容をお勧めしているわけではございません、お間違いのなきように。

 

きっかけ

ある日、お医者さんから「血圧が高いようですね、XXなのであまりよくありません、血圧を下げるように食事に気を付けてください」「毎朝、起きたらすぐに血圧を測るようにしてください」とご忠告をいただきました。これを聞いた瞬間に、「よし、わかった、先生がびっくりするようなデータを作ってやろう」、と実験科学者としての私の心に火が付きました。今から考えると、お医者さんの言っていることを取り違えてますよね、完全に。

 

門脈周囲の側副血行路の疑い、肝嚢胞に肝嚢ポリープ

1年に1回の割合で、人間ドックをその年(2016年)も受けていました。年齢は50を超えていたのでそれなりに悪いところもあって普通なのですが、血液検査やその他で特に異常はなかったものですから、2016年の1月もそれほど気にせずに検査を受けていました。エコーの検査の時です、男性の検査員が、「お~」と声を上げ、鼻を膨らませながら、すなわち少し興奮気味で、「今まで肝臓で何か言われたことはありますか?」と。続けざまに、「側副血行路の可能性があります」と。きっと、めったにない症例なのでしょう、見つけたぞ的な興奮ではなかったのでしょうか?いえいえ、そんなに興奮しないでください、もしかして悪い病気なのかなと、それから再検査結果が出るまで暗い日々を過ごしたことは言うまでもありません。

 

早速、自宅のパソコンで調べると、ーあんまり詳しく書くと自分も心配になってしまいますので頭の中にしまってある知識のみです、間違いがあるかもしれませんがご了承くださいー、「肝臓で血管新生している、本当は存在しないところに細い血管が新生している」そんな情報だったと思います。それは病気なのか、あるいはがんなのか、なぜなら私は分子生物学者の端くれ、がんからVEGFという因子が出て血管が新生されることぐらいは承知しています。ところが、さらによく調べても、よくわかりません。悪そうだが、そんなに悪くないかもしれない、いったいどうしたらよいのだろ。と言うことで、知り合いのお医者さんに電話しました。きっと、またか~と思っているに違いありませんが、ご丁寧に教えてくださいました。「まあ、そういう人もいるから、和田さんじゃ大丈夫だよ?」。「はっ、は~」「私じゃ、大丈夫なんだ」、単純なので、一安心です。

 

そこで、ご近所の割と大きな病院で、血液検査やCT検査、胃も一緒に見ましょうということで胃の内視鏡検査を行いました。その結果、「肝門部APs shuntを伴う門脈瘤」でした。おかげさまで、血液検査は異常なしです。そして、「手術して取り除くこともできますが、取り除かないでこのまま様子を見てみましょう」ということになりました。その際にお医者さんから言われた言葉が、上の方に書いてある「血圧、高いですね」となります。「新生されている細い血管が詰まって破裂すると厄介なので、できる限り血圧は低い状態に保ちましょう」とも言われました。

 

どうやって血圧を下げてやろうか

本当に曲解ですね、私は。血圧を測定し、それを低いレベルに保つ目的は血管が破裂しないようにすることなのに、私の興味はいかに上手に測定結果を出すか、そしていかに上手に血圧を下げるてみせるかに集中してしまいました。

 

測定は、起きたらすぐということだったので、大体起きるのが午前4時半頃ですから、午前4時半から5時くらいの間の測定になります、場所はリビング、左手を胸の位置まで上げて心臓の前くらいでの測定です。最高血圧最低血圧、そして脈拍の記録です。測定機器は、OMRON社製HEM-609 Fuzzy(添付の写真参照)を用いました。

 

次は、どうやって血圧を下げるかです。私のブログ「元大学教授の価値観って、なあに?」「ちょっと真面目な、低カロリー食のお話し」、あるいは「ミミズでカレイは釣れないのか?」をお読みいただければわかっていいただけると思うのですが、私は既存の色々な血圧を下げる方法を疑っています。これは恩師の教え「他のグループから出た論文の結果は信じるな」に依るものです。多分、本やネットでそれなりに調べていきついたと思うのですが、はっきり思い出せません。結局、私が選んだ方法は、1.野菜とヨーグルトを食べる、2.極力、塩分を取らないようにする、3.白いご飯も極力食べないようにする、でした。測定開始日は2016年3月4日で、終了日は5月31日です。

 

実際の食生活はというと、ブログで何度も紹介していますように、私は朝ごはんは食べません、ので昼ご飯からになります。お昼は、セブンイレブンの袋入りの千切りキャベツと同じく袋入りのちぎったレタス、これにブルガリアヨーグルトかそれと同じようなお砂糖が入っているヨーグルトをほぼ毎日、食べました。時々、コロッケパンやメンチカツパンなどを1個、加えて食べたと思いますが、基本的にはヨーグルトと生野菜です。ちなみに、なぜ、セブンイレブンの袋入り野菜を選んだかというと、ラジオの番組に歌手で俳優でイケメンの福山雅治さんが出演されていました。その話の中で、多分ダイエットの仕方あるいは便秘の解消法の話題だったと思うのですが、あのイケメンの福山さんが袋入り野菜を袋から出さずに食べているというのです。そして、これを見かねたマネージャーが、スターなんだからせめて袋から出してお皿に載せて食べてくださいということが聴こえてきました。

 

そして、結果は、なんと脈拍まで下がる?

Excelで作成したグラフをお見せしたいと思います(添付資料参照)。結果のグラフを見てください。青線が最高血圧、オレンジ線が最低血圧、そしてグレーの線が脈拍です。線形の近似曲線を示してありますが、すべて右肩下がりでした。ということで、私の中では「しめしめ」だったわけです。しかし、未だにこの結果は担当のお医者さんには見せていません。なぜなら、変な人と思われるのが、やはり恥ずかしかったからです。でも、こうやって皆さんに自慢げにお見せしているわけですから、本当に変な人ですね。ちなみに、肝臓の方は半年に1回ずつMRIやCT、あるいはエコーで検査していますが、最初と変化がない、すなわ3年以上変化がないので、このまま経過観察ということになっています。胃の方もポリープなど見つかっていますが深刻なものではなく、1年に1回の検査でよさそうです。

 

考察は、特になしです。なぜ、血圧が下がったか考えていません。なぜ、脈拍が下がったか考えていません。理由がわかっても、論文が書けるわけではないので、とりあえず、「下がってよかった」くらいの感想です。

今後

最初に書きましたように、健康を維持することは田舎暮らしをエンジョイする上で、最も大事なことです。そこで、ジョギングを再開しました。私は湘南国際フルマラソンで3時間55分の記録です。なので、走ることは得意です。また、家内のおかげで、食事は野菜中心で減塩の低カロリー食が続いています。お昼は自宅で食べるのですが、時々セブンイレブンで袋入り生野菜を調達し、食べています。お金がないのでお肉は控え、その分、野菜でお腹を満たしています。

 

コメント

私が朝食を食べなくなり、お昼ご飯をほぼ野菜にし、そして夕ご飯で低カロリー食で過ごせるようになるになるまでには、数年から下手すると10年くらい要しています。また、朝食を抜く生活を始めたころは、空腹に耐えるのが大変つらかったです。ローマではないですが、そんな簡単にできるものではございません。ですので、皆さんは皆さんのできる範囲で頑張ってください。それから私の恩師からの助言「他人のデータは信じるな」、これは本当に重要です。人の話を聞くことはとても大切ですが、それに流されず自分で考えてから実行に移されるとよいと思います。

 

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