50年の時を経て生き物を感じています

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今朝はコマツナを収穫しました。これで、今回分は終了です。洗っただけで食べたのが2回、卵とじ4回、おひたし1回、それと今日の分です。十分楽しめました。ナスは3本収穫です。大きく成長しました。夕食が楽しみです。コマツナの種は、確か1袋150円くらいで購入しました。半分、冷蔵庫に残してあります。その他の費用は、化学肥料、鶏ふん、石灰、合計100円くらいでしょうか?計算していないのでざっとです、そんなもんだと思います。水は井戸からなのでタダ、後は私の労賃です。畑仕事はそもそも健康維持が目的、ですのでこれもタダにしておきましょう。ということで、かなりお得なコマツナでした。

f:id:pcr-tada:20200826115755p:plain連結ポットには、一昨日、ハクサイカリフラワーブロッコリーの種をまきました。一番早くハクサイが芽を出したようです。2日間で出芽です。ハクサイの芽を見るのは、今回が初めてです。ハクサイ色してますね。

f:id:pcr-tada:20200826115821p:plainそれから、プランターにはキャベツの苗を植えてあります。一部の苗は畑に移しましたが、予備のためにプランターで育てています。かなり成長してきました。今日は、食事中のアオムシを発見しました。食べ散らかした痕跡があちこちに残っています。畑に植えた方でもアオムシを見つけています。今後は、アオムシなど葉っぱを食べる虫との戦いが始まりそうです。

 

畑に出ると、がお出迎えしてくれます。いらっしゃいと言う感じで、知らぬ間に寄ってきます。少し作業して汗が出てくるころにはたくさん集まり、時々ぶんぶんと私の耳元に攻撃を仕掛けてきます。伸びた雑草を刈っている時は、最悪です。私の周りはだらけ、ですので時々手を止め、帽子でを追い払いながら休憩します。長袖長ズボン、首にはタオルなので、刺されることはめったにありません。最近は、近くまでハトが寄ってくるようになりました。最初の頃は遠くの方でポッポポッポ鳴いていたのですが、私を追いかけるようにして10羽以上集まってきます。草が刈られた所がお気に入りのようです。餌か塩分を探しているのだと思います。今日は、1メート先くらいのところまで近寄ってきました。安心しきっている感じです。おかげさまで、ハト達はキャベツブロッコリーの苗には興味がなさそうです。

 

それから、厄介なのがいました。スズメバチと割と大きなアシナガバチです。スズメバチは羽の音を響かせ、私のところにちょっかい出しに来ます。最近は羽の音が聞こえても下を向いたまま、飛び去るのを待ちます。刺されたことはありません。アシナガバチの方は、井戸の周りが好きなようです。時々、水を汲みに行くと遭遇します。追い払う手もあるのですが、そうすると私が井戸の水を汲んでいる時を狙って攻撃してきそうなので、しばらく井戸に近寄らないで飛び去るのを待っています。子どものころはアシナガバチなんかなんでもなかったのに、今は怖いです。

 

昨日は、長崎県産の種イモ「デジマ」を植えました。9日前に植えた同じく長崎県産の「ニシユタカ」は、そろそろ地上に芽が出ても良いころではないでしょうか。私はジャガイモが大好きなので、種イモを合計2kgも植えてしまいました。それぞれ、700円くらいだったと思います。植え付けから100日後くらいが収穫の目安みたいです。順調にいけば12月の初めころには食べることができそうです。

 

このように野菜つくりを通して田舎暮らしにどっぷり漬かっています。新しい関係はというと、今日の話題の生き物たちです。と言ことは、小学生時代の私に戻ったような気がします。あの頃は、に刺されることを気にせずに外で遊んでいました。ハトを追いかけていました。アオムシも、時々目にしていました。ハチに追われるのも日常茶飯事です。その間50年、長いようで短い、不思議な感覚です。

 

早朝は、ひんやりしてきました。日中は35℃以上が続いていますが、少しずつ季節が秋に向かっているようです。気温が下がってきたら、もう一度コマツナニンジンホウレンソウダイコンラッキョウを植える予定です。

 

田舎暮らしで学び直し-発芽とジベレリンと・・・。

今朝は、キャベツの苗を畑に植え付けました。その後で、連結ポットにハクサイブロッコリーカリフラワーの種をまきました。芽が出ますように。

 

少し、反省会します。8月の上旬と中旬、ホウレンソの種を2回まきました。しかしながら、全く芽が出ません。そこで調べると、何を調べたかと言うと発芽に必要な3条件です。皆さんは、覚えていますか?そうです、水、適温、酸素です。ホウレンソウの発芽の適温は、15℃~20℃と種の袋に書かれていました。私の住んでいるところは7月下旬に梅雨明けしてから連日、猛暑です。これでは、発芽しなくて当然です。9月に入って温度が下がってきたら、再度、種まきします。

 

さて、せっかくなので発芽の際はどのようなことが起きるのか、学び直しです。手元には高校の生物の参考者や問題集、図説なんかがあります。そして、インターネット検索もできますので、これらを使って種子の発芽のところを再勉強しました。その中で、植物のホルモンの1つであるジベレリン、「オーキシンは知っているけどジベレリンてなんだっけ」という方も割といるかもしれません。ジベレリンは、転写制御因子です。遺伝子発現を転写段階で調節しています。「ここのところを少し詳しく解説したいと思います」と行く予定でしたが、止めました。もしも真面目に説明したら、皆さんが即刻マウスをクリックし、違うページに移動してしまいそうなので。

 

生物の面白いところは多様性です。春に咲く花と秋になってから咲く花があるように、発芽の時に太陽光を好む植物と好まない植物が存在しています。基本部分は一緒、すなわち、DNA→mRNA→タンパク質という遺伝子発現の経路は大腸菌から酵母、植物そして人まで共通であるのに、一つ一つ種ごとに何かが違い、同じ種の中でも個体ごとにどこかが違っている、奥が深いです。

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多少の知識があっても経験がなければ美味しい野菜を手にすることはできません。日本の子供たちの学習能力は高いが、実学として身についていないという国際的な試験結果があるそうです。炎天下で萎れかかっている植物を見てなぜだろうと考える前に水をやらなければ枯れてしまいます。私も、頭でっかちタイプなので、実学には弱い方です。なので、あーだこーだ考えながら、そして時々ネットや教科書を使って勉強しながら、田舎暮らしを続けていきたいと思います。その経験が積もり積もって、何年か後にはそれなりに野菜が収穫できるようになっていたいです。

 

追記:今日も収穫したコマツナの卵とじをして、美味しくいただきました。

 

 

野菜の葉に穴が開いたのを見て

今朝は、午前5時半頃、畑に行きました。7月は午前5時前ですっかり明るくなっていましたが、徐々に明るくなる時間が遅くなったようです。夏至から2か月も経ちましたね。

 

新しい野菜を植えるための畝の準備をしました。石灰、化学肥料、鶏ふんの3セットを適当にまいて軽く耕し、最後に平らに整えました。

 

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畝-1はキュウリとブロッコリー、そしてキャベツが植えてあります。畝-2コマツナです。毎日、大きくなった葉を収穫しています。コマツナは、卵でとじると塩とコショウで美味しいです。コマツナの奥には、ホウレンソウの種をまきました。しかし、出芽しませんでした。ここには、別の野菜を植える予定です。出芽しなかった原因は気温が高すぎたからではないかと、勝手に推測しています。畝-3は、1週間ほど前に種イモを植えました。芽が出てくるまで10日ほどかかるということです。畝-4は、苗で植えたナス、トマト、ピーマンです。ナスは、すでに数本、美味しくいただきました。トマトはやっと元気になり、連日花が咲いています。ピーマンは、残念な結果です。その奥は、開いています。畝-5も開いています。

 

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畝-2の開いているところには、キャベツの苗を植えます。その苗はと言うと、庭に置いたプランターで育っているところです。畝-4は、ずんぐりむっくりの形になる大根を植えます。一番右の畝-5は、別の種類のジャガイモを植えようと思っています。部屋に置いてある種イモから、芽が伸びてきました。そろそろ植えなければならない時期です。そして、庭の連結ポット(6 X 6)には、白菜とブロッコリーの種をまきました。

 

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ホウレンソウの種が出芽しないなどのトラブルはありましたが、おおむね順調です。色々な野菜が育ってきていますので、これからもどんどん種類を増やしていくつもりです。きっと、水やりが大変になりますね。今の楽しみは、ジャガイモの芽です。そろそろ出てくるのではないでしょうか。ところで、私の田舎暮らしの生活では、食の安全を第一に考えています。その1つとして、殺虫剤や防虫剤は一切使っていません。そのせいだと思うのですが、全ての野菜の葉は、写真のように虫に食われています。ナス、コマツナブロッコリー、みんな穴あきです。自分でもこんなに虫に食われるのかと、大変驚いています。スーパーなどで売っている野菜の葉に、虫食いを見たことはありません。ということは、あまり文字にはしたくないですが、野菜を育てる過程のどこかで、防虫剤か殺虫剤を使っているということでしょうか?

 

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防虫剤か殺虫剤には、特定の作用を示す化合物が含まれていると思います。「市販されているということは国の安全基準は満たしている」ということなると思います。「農家が使用している濃度では人体に悪影響はない」ということなのでしょう。私は長いこと、遺伝子発現の研究を行っていました。特に転写反応と言って、DNAからmRNAが作られる反応です。この転写反応は、ホルモンの作用で変化します。人間では視床下部や脳下垂体、あるいは副腎皮質・髄質などから分泌されるホルモンのことです。女性や男性ホルモンと言うのもありますね。このホルモン、分泌されたところから標的の細胞に届いただけでは働きません。細胞にある受容体(タンパク質からできている)に結合し、初めて働きます。例えば、転写反応を活性化します。ホルモンは生物が作り出す低分子化合物、その受容体はタンパク質です。両者は結合し、ホルモン-受容体複合体として遺伝子に働きかけるのです。同様に防虫剤あるいは殺虫剤に含有されている化合物は、ある決まったタンパク質に結合します。その化合物が虫の体に取り込まれ、虫の細胞の特定のタンパク質に結合し、そして虫は・・・・。ということなので、私は野菜の葉が虫に食われていても、防虫剤あるいは殺虫剤を使うことは全く考えていません。その化合物は私の家族の体の細胞に入り込んでしまうと、何らかのタンパク質に結合する可能性があるからです。よって、薬を使わない代わりの対策として、1)虫に食われる分を見越して多く植える、2)防虫網を使って虫の侵入を防ぐ、などを考えています。

 

田舎暮らしを始めてみて、これまで以上に自分で野菜を作ることが大事だと思いました。

 

 

 

種イモの植え付けは簡単

今朝の起床は、午前3時です。眠ったのは夜の9時ごろでしたので、まあまあの睡眠時間でした。起床後に、樹状細胞とT細胞に関するnature誌の解説記事を読みました。と言っても2度目なんですけど、読み直しツイートです。そんなことをしていると、割とよい時間になりました。コーヒー飲んで一息ついていたら5時過ぎ、だんだん明るくなってきました。

 

今日は、ジャガイモを植える日です。一昨日、コメリ長崎県産ニシユタカ1kgを700円くらいだと思いましたが、購入してきました。大きいものは秤で計量です。50 g以下にならないように縦に包丁を入れ、2つに切り分けました。そして、室内乾燥です。表面が乾くにしたがって、白っぽくなりました。包丁を入れたもののうちで3断片は、カビが生えたように片方の隅から3割程度の表面が真黒くなりました。一日経過すると、黒い部分は白いもので覆われてきました。理由はよくわかりません(調べていません)。カビが増えるにしては時間が早すぎると思います。黒くならなかったものと合わせ、全てを種イモとして使用です。 

f:id:pcr-tada:20200817092246p:plain畑に出て最初にやったことは、種イモの写真撮影です。そして、元肥処理済みの畝を鍬で平らにし、15cmくらいの深さになるように畝の中央に溝を掘りました。そこに、30cm間隔で種イモを置いていきます。すべて置き終わったところで写真撮影、次は一つ一つの種イモに手で土をかぶせていきました。その上に鶏ふんと化学肥料を混合したものを軽くまき、水を上げました。さらに土をかぶせ、水を十分やって終了です。終わってみればあっという間、芽が出ますように。

 

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昨夕は、成長して密集してきたキャベツの一部を使って、試験的に植え替えてみました。なぜならば、このまま大きくしていくと、畑に植え付けられる数が少なくなってしまうと予想したからです。今のうちに間の距離をある程度開けて育てることができるならば、間引き数を減らせるのではないか、そう思って試みました。まず、プランターの端に生えていた数本をスコップですくい上げました。できる限り根を切らないように注意しながら、一つ一つを指先で分けていきます。そして、別に用意していたプランターの土に指先で穴を開けた新しい場所を作り、そこに一本一本優しく植え付けて行きました。最後に水やりして終了です。今朝見ると、全て元気そうです。もうしばらく様子を見ます。この方法が上手くいくことが確認出来たら、残りのも植え替えてみようかなと思います。

 

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コマツナは、食べ始めています。ところどころ虫に食われていますが、農薬を使っていないので仕方ありません。収穫後は水で丁寧に洗い、何もつけずに生で食べました。美味しかったです。まだまだ、たくさん畑に生えています。ナスも2本収穫しました。油で炒めて醤油で味付け、こちらも美味しかったです。キュウリは順調に成長しています。もうしばらくすると、棒を立てる時期です。

 

 

遠い昔、亀は空を飛んでいた?

お見合い結婚でした。家内のことについて知らないことが沢山ありました。

 

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その1 タイトルを見て突っ込んだ方が大勢いらっしゃると思います、「ガメラか」。結婚して1か月後、我々夫婦は米国のボストンに行きました。私の留学先は、ハーバード大学医学部の研究室です。これは、ボストンのロングウッド地区というところにあります。大ざっぱに説明すると、ボストンを東西に流れるチャールズリバーより南側に位置します。ハーバード大学のメインキャンパスは、丁度チャールズリバーを挟んで反対側、すなわち川の北側に位置します。メインキャンパスには、ロングウッド地区からは地下鉄で行きます。少し遠回りして、小一時間くらいかかったと思います。外国人観光客相手にお土産物を売る生協ショップや、ハーバード大学が運営する自然博物館がありました。その博物館は展示品の数が非常に多く、十分楽しめました。家内と私は、発掘された骨などを基に古代の生き物が展示されているスペースを観ていました。はっきり覚えているわけではないですが、恐竜が並んでいた様な所だと思います。そこから進行方向に進むと、現代までの進化が辿れるようになっていました。途中で家内が目撃したものは、天井から吊るされている大きな大きな亀でした。それを見た瞬間、「昔、亀は空を飛んでいたんだ」と、何の疑いもなく私に話しかけてくるではないですか。まだ、新婚ほやほやでしたので、「いやいや、これは展示の都合だよ」と軽く受け流しておきました。

 

 

その2 昭和の時代が終わる頃はいわゆるバブルが終わりかけた時、そこを境に日本に金融危機が忍び寄ってきます。私たちが結婚したのが1996年でした。銀行の破綻が始まっていました。当時、郵便局にお金を預けている人がいました。今では、ゆうちょ銀行です。銀行が破綻し始めているものですから、当時のトピックスは「破綻した際は、いくらまで保証してくれるのか」、すなわち、貯金の補償上限額が話題になっていました。ある時、「郵便局に1,000万円以上の貯金がある方は連絡が行きます、ご対応ください」といようなお知らせがテレビで放送されたことがありました。家内が私に言います「郵便局から連絡が来ないの」。あまり深く突っ込みませんでしたが、「えー、貯金が1,000万円以上あるのか?」と心に?が湧いてきました。「1,000万円、私の奥さんはめちゃくちゃお金持ちじゃないか!」。それからしばらくして家内、「私のところに連絡来ないから、郵便局に直接電話かけて聞いてみた」、「私が勘違いしていて貯金100万円だった、だから連絡来ないんだよ」。その日以来、我が家の家計は、私が管理しています。

 

 

その3 私は魚釣りが趣味でした。自動車で箱根にある芦ノ湖に行った時の帰りのことです。後10分ほどで家に着くくらいのところで携帯電話に着信がありました。出てみると、家内ではないですか。なんか、苦しそうです。「もしもし、丸いアメを食べていたら、それがのどに詰まったままで苦しい、このままだと窒息して死んでしまう、助けて」という電話です。私は「あと10分くらいで家に着くから、急いで帰るよ」。家に着くと、家内が普通にしているではないですか。「どうしたの?」と聞くと、「あの後すぐに救急車に電話した」、そしたら「奥さん話ができていますよね、もう少し様子を見て下さい」と言われたそうです。丸い大きなアメを食べている時は、皆さんも注意してください。

 

 

学校の生物の授業を思い出しながら、野菜の凄さを確認しましょう

今朝5時過ぎから、農地を広げるために雑草を鍬で取り除いていました。始めてすぐ、蚊の大群のお出迎えです。何を思ったか、ブーンブーンと羽音を鳴らしたスズメバチまでもがお出迎えしてくれました。素早く鍬を捨て、スズメバチが追いかけてこないことを確認しながら避難です。しばらく待ちました。見回しても、スズメバチの姿はありません。羽音も聞こえません。気を取り直し、草刈りの再開です。そんなことをしていると、ふと頭に湧いてきたものは、「蚊が飛ぶときにエネルギーとして化学エネルギーATPを使っているんだ」。そうなんです、私のサイエンスがちょっとした隙を見て、テロップのように左から右に流れて行きました。続いて「ATPは、解糖系とTCA回路と電子伝達系で作るんだったよな、これには酸素が必要だから呼吸するんだ」、なんてことも思い出しました。さらに、目の前の大量の植物を見ながら、「植物は気孔から二酸化炭素を吸うんだ、太陽光のエネルギーを使って化学エネルギーATPに変え、最終的にはでんぷんを作る光合成をしているんだよな」、となるわけです。

 

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でんぷんは、糖が集まってできたものです。人間は、でんぷんを消化反応でブドウ糖に分解し、エネルギーATPを作り出して活動することができます。でんぷんのもとになる二酸化炭素は空気中に沢山あります。しかし、人間はこれをでんぷんにすることはできません。光合成ができる生物のみが、空気中の二酸化炭素でんぷんとして固定化できるのです。凄いと思いませんか。その上、排気ガスとして放出される二酸化炭素地球温暖化の原因の1つです。その二酸化炭素を吸ってくれるのです。

 

前出の太陽光を使って化学エネルギーATPを作りだすところも、実は大ごとです。かなり昔、私の知り合いの研究者は、誰もがその名を知る電気関係の大企業に就職し、光合成の研究をしていました。なぜかと言うと、植物の原理を利用して太陽光ATPを作る装置を作り出そうとしていたわけです。ATPを動力源として取り出す研究です。最近、この分野がどうなっているか、私は詳しくは知りません。太陽光から植物のシステムで物を動かせる動力システムができていたら、きっと大きいニュースになっているのかと思います。多分、ある程度はできているんだと思いますが、効率が低いのではないでしょうか?

 

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今日も酷暑が続いています。今年の夏空は、私が米国留学中に見ていた空のように思います。新型コロナウイルスの影響で、空の大気汚染は少しマシになっているのかも知れません。この澄み切った青空から降り注ぐ太陽光を使って、今も植物は絶え間なく二酸化炭素を吸ってくれています。そして、でんぷんを作っています。その上、野菜は美味しさと栄養素を人間に届けてくれます。そう思うと、光合成で使われるをたくさんあげたくなってきました。毎日、忘れずにお水をあげましょう。

 

畑に毎日出ていたら、自粛中から5キログラム減りました

7月15日のブログ「野菜つくりは将来の時間を節約する」でご紹介してから、毎朝、ジョギングをする代わりに雑草を取り除きながら畑を耕す農作業を、1日も休むことなく続けてきました。ここしばらくは猛暑日が続いておりますが、それでも休むことなく毎日毎日雑草を取り除いてきました。だいたい午前6時から9時までの間で1~2時間程度、畑に出るようにしています。

 

もちろん、草刈りができた部分は相当広がってきました。縦横それぞれ35歩くらいです。

 

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今朝のシャワー後に、久しぶりに体重計に乗りました。するとびっくり、56.0 kgの表示。嘘かと思ったので、もう一度乗りました。やはり、56 kg。緊急事態宣言中は、家からほとんど出ず、自分の部屋のパソコンの前で過ごしていました。毎日、新型コロナウイルスの最新論文の内容を紹介するツイートしていました。ツイートのためには、論文を読まなければなりません。これまで何十年も論文を読んできましたが、それでも読むたびにストレスは感じます。「できるだけ正確な情報を提供しなければならない」と思うと、尚一層ストレスは高まります。そこで、ピーナッツチョコレートを食べながらストレスを少し抑えて読みます。だいたい論文1~2報で1袋の感覚です。時々ツイートで皆様に紹介してきましたが、以下のような具合です。

 

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何度か紹介していますように、我が家の食事は野菜中心です。その上、私は朝食を一切食べません。夜の8時前には食事を終え、次の食事は翌日のお昼の正午頃です。約16時間、何も食べないようにして、空腹の時間を長くしています(でも、ピーナッツチョコは食べてしまいました)。一日当たりの総カロリーは、一般成人男性の半分程度だと思います。お酒は毎晩、糖質オフ発泡酒500ml(145キロカロリー)です。この食生活だと本来は太らないはずなのですが、自粛中の運動不足とピーナッツチョコレートのために一時は60 kgを超えてしまい、ピーク時(6月ころ)は61 kgに届くか届かないところまで行きました。

 

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畑仕事で一番の問題は、です。作業中にぶんぶん聞こえるのは当たり前、ふと頭を上げると周りに5匹以上が舞っている感じです。長ズボンに長袖シャツ、に刺されないよう、暑いですが仕方がありません。そんなわけで、この炎天下15分もすれば汗びっしょりです。普通は1時間程度、長いと2時間くらい畑に出ます。長い時は、途中で休憩を入れるようにしています。途中で炭酸水を二口ほど飲むときもありますが、普通は給水はしません。マラソンの練習をやっていた癖で、途中での給水はしないような身体になっています。汗を出せるだけ出してしまう、そんなスタイルです。作業後は、もちろん、炭酸水をがぶ飲みします。トータルすると1Lくらいは飲んでいると思います。これが、本当に美味しいんです。皆さんは私のやり方は過酷なので、マネしないでくださいね。

 

全面の草刈りが終了するまでは、まだまだです。ここまで来たら、パーフェクトを目指します。まだまだ暑い日が続きますので、ご自愛ください。

 

追記:7月中頃からピーナツチョコレートを食べるのを止めました。なぜなら、すぐに溶けてしまうからです。それでも、論文のツイートは続いています?