私の田舎暮らしは、神様からの贈り物

6月27日 CNN ニュース 「コロナ「第2波」で数百万人死去の恐れ、WHO警告」

この根拠はというと、「新型肺炎の今後の展開について、過去のスペイン風邪の世界的な大流行を例として、スペイン風邪の場合は夏季に感染が衰え、9月と10月に激しく勢いを取り戻し、結果的に第2波で5000万人の犠牲者が出たと指摘した」。

これは、WHOのラニエリ・グエーラ事務局長補佐の発言です。

 

この発言の真意はともかくとして、このニュースを聞かれた方は、恐怖におののいたに違いない、私も、その一人です。

 

Newsweekの6月11日の記事によると、「米、新型コロナ感染者200万人突破、感染者数の増加は、全米での経済活動の再開やコロナ検査の拡大のほか、全米で拡大する白人警官による黒人男性暴行死への抗議デモに多くの人が集まったことが背景にあるとみられる」。ようするに、三蜜を避け、マスクをして、ソーシャルディスタンスを保てば、感染予防効果があることが明白になった事例だと思います。

 

ソフトバンク孫正義さんからの発信で、「タイムマシン経営」という言葉を記憶しています。これは、米国の企業経営法や戦略を日本でマネするだけで企業活動は成功する、と私は理解しています。実際、1990年の終わりころに、私はニュージャージー州にある研究室に留学していました。その時に家族で買い物に出かけたのは、今でこそ日本でメジャーになったイオンモールとそっくりの建物です。吹き抜けの構造、映画館の設置の仕方、駐車場の台数、ほぼ、ニュージャージー州で体験したそのままが、今の日本のイオンモールにはあります。

 

と言うことは、今、米国で起きている新型コロナウイルスの感染者数と死者数の変化は、もしかすると、いずれ日本に訪れる状況を先に映し出したものではないでしょうか?

 

夏が終わると、日本に第2波は到達するのでしょうか、次は法的根拠を伴った緊急事態宣言が出て、再度、自粛生活を強いられるのでしょうか?多くの方々は、私と同じ不安を心中に宿しているに違いありません。

 

今日は、少しだけ前置きが長くなりました。でも、結論は簡潔です。私は、今、海のそばの田舎暮らしに大変感謝しています。特定の宗教を信仰しているわけではありませんが、私の神様に感謝しています。もちろん、家族にも感謝しています。

 

なぜなら、私は大学を辞めたくて辞めたのではなく、研究者という職が合わないから研究者を辞めたのではなく、関西に住みたくてこの地に来たのではありません。8年前の5月のはっさくの花が咲いているときに、わざわざ関東からこの地に来る選択が、私の家族に残された唯一の希望だったからです。引っ越しを決めたのは、5月のゴールデンウイーク明けでした。それから10日で、ローンが長期に残るマンションを去る準備をして、何もしなくてよい「おまかせセプラン」で引っ越し業者を手配して、娘のそれぞれの学校に転校と受け入れの交渉をして・・・・。書いているうちに、涙が止まらなくなりました。では、今日はこのくらいにしておきます。

 

最後に、海の写真をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

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